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8月6日 50回目の仙台平和七夕~若い力が活躍 


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8月6日、東北の夏まつりの一つ仙台七夕が始まりました。この日は80年目の「ヒロシマ原爆の日」でもあります。私たちが続けている「仙台平和七夕」も幕を開けました。平和を願って全国から寄せられた折り鶴で吹き流しをつくり、核廃絶と平和を訴えるものです。今年は50回目を数えました。


朝から雨模様でしたが、会場のアーケード街は幸い雨が落ちてきません。気温はやや下がったものの、今度は蒸し暑さがこたえます。午前中から色とりどりの七夕飾りを楽しむ観光客でにぎわいました。


午前10時から1回目のレイ配りをしました。核廃絶を訴える短冊のついたレイを、持ち帰って平和について考えてもらおうというものです。東京からやってきた明治学院東村山高校の3人も参加しました。彼らは東日本大震災の被災地支援を兼ねて、1数年前から毎年参加しています。


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写真上:高校生たちのレイつくり。8月4日、仙台宮城野教会で東村山高校、仙台の尚絅学院高校の生徒たちが参加。写真下:レイ配り。


レイの多くは前年に飾った吹き流しを再利用して作ったものです。「郡山から来ました、毎年このレイを楽しみにしています」という人も。およそ1時間で1000本のレイを配り終えました。


50回目の今年、高校生たちがレイつくりに活躍するなど、若い方々の参加が大きな力となっています。先月19日に行った「仙台平和七夕 50回記念講演会」では、尚絅学院高校の生徒さんたちが司会・受付など運営を一手に引き受けてくれました。



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テレビで報じられた今朝の「広島平和祈念式」。広島県の湯崎英彦知事は「核抑止論は人類の破滅につながりかねない」と核抑止からの脱却を訴えました。唯一の戦争被爆国のリーダーであるはずの石破茂首相。被爆者が強く訴えている「核兵器禁止条約」への加入について触れることもありませんでした。


核による地球破滅を午前零時になぞらえた「地球終末時計」Dooms Day Clockは、いま「あと1分29秒」を指しています。


平和七夕は7日、8日も行います。(了)


ブログ記事: 震災日誌 in 仙台
ブログ執筆者:仙台在住のジャーナリスト、松舘忠樹(元NHK社会部記者)の被災地取材の日誌。2011年3月11日から9月末まで半年間の日誌は、仙台市・笹氣出版から表題の本を刊行しました。

ブログは2011年10月以降の取材記・身辺雑記をつづっています。
 
 
 

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